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このひと特集第3弾 - 増谷 亮@シャシー班

人物

理工学部機械工学科2年生。2006年4月に上智大学に入学してまもなくSophia Racingに入部。シャシー班所属。
主な担当パーツはブレーキなど。チームの活動には入部当初から積極的に参加してきた。

ものづくりへの憧れ


もともと機械に興味があり、本校の機械工学科への進学を決めた。機械が好きとは言え、特にクルマに興味があったというわけではないが、入学式でもらったサークル紹介パンフレットでSophia Racingのページに目が留まった。

Sophia Racingへの入部を決めたのは「かっこいいと思ったから」というのがその理由。クルマに対してかっこいいと感じたわけではなく、学生が自分たちでチームを運営し、何かを作るという工程に対してそう感じたのだ。それがSophia Racingの場合クルマだったというだけで、初めは「別に飛行機でもロボットでもなんでもよかった」と語る。

クルマへの関心


そのようなきっかけで入部しても、やはり1年経った今ではクルマに対する興味は格段に高まったという。本格的にクルマに携わっている今では、卒業後の進路の選択肢として自動車業界を視野に入れるほどにもなった。

多くの知識を得たことによって、市販車やバイクを見る際の視点は、当然ながらこの1年で変化した。ホイールの内側や自分の担当パーツであるブレーキのなどの箇所は、「つい」見たくなってしまうそうだ。

学校の勉強に対する見方


視点が変わったのはクルマに対してだけではない。学校の勉強に対しても、変わった。Sophia Racingで活動していて気づいたことの一つは、「学校の授業で学んだことは社会に出てからも意外と役に立つのでは」ということ。例えば、習っていたときは「どうせ受験用でしかない」と感じていた高校の物理も、今では設計を行う際に活用できているという。

逆に、サークルで学んだことが大学の勉強で役に立つこともある。教室で習ったことをサークルで実践する機会もあるため「イメージが掴みやすい」そうだ。また、学科の授業では2年生から使用することになる3D-CADも、サークルでは車両設計のために1年生の頃から使用している。サークルで頑張っていた分、他の同級生と差をつけることができたというわけだ。

積極性


入部して間もない頃、今年の抱負は何かという質問に「即戦力になること」と答えていた。1年間を振り返ってみて、それを本当に達成できたかどうかは、自分では判断できない。しかし、即戦力になれるように積極的に参加をしていた、ということは言える。入部後、新入生講習会が始まる前から、SR05号車のシェイクダウンに備えて、1年生の中ではただ一人カラー(※)やワッシャーを削っていた。その頃からすでに家に帰る時間は遅く、帰らない日すらあったという。シェイクダウン後もSR02号車の補修で時間を忘れ、徹夜しかけた。

彼の積極性は1年経った今でも変わっていない。SR06号機のシェイクダウンを目前に控えた最近では「毎日サークルに来ている」という。その際の作業もやはり夜遅くまで行っている。

新1年生に期待することもやはり、楽しみつつも「積極的に参加する」ことだ。自分がそうした様に、積極的に参加してもらうことでチームにいることに慣れ、仕事内容やクルマの仕組みを覚えていって欲しい、という思いがある。

チームからの期待


そんな彼に対する先輩メンバーからの期待は大きく、その期待からプレッシャーを感じることもあるという。現在、パートリーダーなど、チームの中心的存在となっているのはいずれも先輩のメンバー達である。自分がその先輩たちと同じ学年になったとき、果たして同等の力を身につけることが出来ているのか、不安を感じているようだ。

彼自身にそんな不安が内在していても、1年生の頃から常に積極的に参加し続けている彼を見ていると、先輩メンバーが期待するのも無理はないと思える。彼が自分たちと共にチームの中心になることを求められるようになっても、今と変わらない積極性があれば、きっとチームを良い方向へと導く存在になってくれるだろう。そう期待せずにはいられない。

(池澤)

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※部品などを固定するときに挟む円柱の部品

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