Formula SAE
Formula SAE とは
アメリカで行われる
F-SAEはアメリカミシガン州郊外のポンティアック市にて行われる自動車技術を通じて、学生に仮想企業を運営させ実践的な知識を身に付けさせることを目的としたアメリカ自動車技術協会(Society of Automotive Engineers)の主催で行われる自動車競技会です。また、世界97カ国に約8万人の会員を持つ自動車・航空宇宙分野に関する学会の学生教育部門が開催する教育イベントのひとつでもあります。
歴史ある大会
1981年に6つの大学の参加により始まったこのイベントは、2007年で26回目を迎えます。毎年、世界各地からの参加大学数は増加し、2000年に自動車技術会関東支部学自研合同チームが日本から初参加しました。2002年度は129チームが参戦し、日本からは上智大学のほかに国士舘大学と神奈川工科大学の3校が単独で参戦しました。
国際大会への発展
当初Formula-SAEはアメリカ大会のみだけでしたが、2001年にはイギリスにおいてFormula-Studentが開催され、2002年にはオーストラリア大会、2003年には日本において全日本学生フォーミュラ大会が静岡県の富士スピードウェイにて開催されました。また、近年ではイタリアやブラジルでも開催され、2006年度にはアメリカの西部の大会Formula-SAE West大会が初開催されました。現在では、全世界でFormula-SAE大会が開催されており、Formula-SAE World Seriesなど世界的なイベントとして発展しています。
日本大会
Formula-SAE日本大会は2003年度に富士スピードウェイにおいて開催されました。参加校は上智大学Sophia Racingを含む17チームの参戦がありました。その後、大会の開催回数を重ねるにつれて参加校は年々増加しており、2006年度第4回大会においては参加校は50校となり、そのうち3チームを各海外大会の優勝校を招待し、Formula-SAE Series初の世界大会が開催されました。
「製品」としてのレーシングカー
F-SAEはSAEの定めたレギュレーションによって車輌の製作やチーム運営を行います。このレギュレーションは設計の自由度を高く保ちながら、レースというイベントの安全性等については厳しく定められていて、非常にチャレンジブルなものになっています。例えば、車輌については「アマチュアレーサーを対象とした販売可能なレーシングカーを作る」ことが至上命題で、その製品であるレーシングカーは、
−加速、ブレーキング、ハンドリングの操作が容易であること
−乗りやすく、安全で容易に手に入る部品を使用していること
などが要求されます。
コストの制限($25,000以下で製作)
更に、それらを数値的にクリアしなければならないハードルも存在します。その1つが技術的な面と共に、
−車輌は$25,000以下で、4台/日の生産が可能であること
といった実際の企業側に対して課せられた経済的な条件も含まれています。
学生による運営
運営に関しては、「学生主体でレーシングマシーンの製作、チーム運営を行っていく」事が絶対条件であり、教職員等がデザイン等に力を貸すことも禁じられています。これらF-SAEは、学生に実践的な学習の場を提供し、このイベントに支援する企業には新たな人材の発掘方法としてアメリカでは広く認知されております。2003年からは日本大会も開催されており、日本でもアメリカにおいてF-SAEが果たしている産学協同プログラムの役割を実現するものと期待されています。
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